
スペイン北東部・アラゴン州を走るローカル列車「カンフラネーロ」に乗って、ウエスカ(Huesca)からピレネー山脈にたたずむカンフランク(Canfranc)へ。ゆっくりと進む二両編成の列車から、刻々と変わる美しい車窓の風景を楽しみましょう。
カンフラネーロ列車
「スペインで最も遅い鈍行列車」とも呼ばれるカンフラネーロ列車。スペインの交通の要所サラゴサ(Zaragoza)を出発し、リグロスやハカを経由、ピレネー山脈にたたずむカンフランク(Canfranc)を目指します。2023年4月ごろから約2年半にわたって改修工事のため運休していましたが、2025年6月9日から再び運行を開始しました。市民の足としてだけではなく、週末のショートトリップなどにも使われる列車です。

運行会社: Renfe(レンフェ)
出発駅:サラゴサ(Zaragoza)
所要時間:サラゴサからカンフランクまで約3時間、ウエスカからカンフランクまで約2時間半
オンラインでのチケット購入も可能 https://www.renfe.com/es/en
電車の中にはトイレやドリンクや軽食を買うことのできる自動販売機があります。



時刻表(2025)

サラゴサからカンフランクまでの道のり

出典:アラゴン州観光局
https://www.turismodearagon.com/wp-content/uploads/2022/04/Mapa-Aragon_JP-vertical.pdf
ウエスカを出発し、平原を進む
ウエスカを出発してすぐに、車窓に現れるのは見渡すかぎりの平原。大麦や小麦のからなる穀倉地帯が広がります。風に揺れる作物の波を眺めていると、時がゆっくり流れていくのを感じます。30分ほどでリグロス駅に到着すると、車内の空気が少し変わります。ハイキングやロッククライミングに向かう登山客、マウンテンバイクと一緒に旅する人たちが次々に降りてゆくのです。



プレピレネー山脈を越え、更に北へ
リグロスを通り過ぎたあたりから、谷底を流れるガジェゴ川に沿って列車が進みます。背景には小高いプレピレネー山脈が広がり、地形が徐々に変わり始めます。



いよいよピレネー山脈の姿が見えてきた
アラゴン王国のハカを通過し、列車はいよいよピレネー山脈の中へ。深い森、険しい岩山。小さなトンネルをいくつも通り、山が険しさを増してゆきます。カンフラネーロ列車の速度は景色をじっくり眺めるのにぴったりです。



終着駅では「ピレネーの貴婦人」がお出迎え
終点のカンフランク駅に到着すると、歴史ある駅舎が目の前に。ピレネー山脈を背景に堂々とした佇まいです。その美しさから「ピレネーの貴婦人」とも呼ばれています。かつてフランスとスペインを結ぶ国際駅としてにぎわった旧駅舎は、2023年に外壁や内装が一新され、5つ星ホテルとして生まれ変わりました。美しいアーチやシンメトリーな構造、歴史的な意匠が見事に保存され、建築好きにもたまらないスポットです。


現在の駅構内には、チケットの券売機や清潔なトイレも完備され、ローカル線の終着駅として必要な設備が整っています。また、ホテルと駅舎の間には整備された遊歩道があり、ピレネー山脈の雄大な景色を眺めながら、ゆったりと散策を楽しむこともできます。



ピレネー時間を過ごしたら、ウエスカへ帰ろう
カンフランクでの時間を満喫したあとは、再びカンフラネーロ列車に乗ってウエスカへ。今度は進行方向が逆になるため、同じルートながらも、違った角度から新鮮な景色を楽しむことができます。
夕暮れ時の光が山々や川面をやさしく染め、行きとはまた異なる幻想的な風景が車窓に映し出されます。ゆっくり走る列車のスピードも相まって、まるで旅の余韻に包まれるような時間です。



カンフランク駅への行き方
列車で行く
カンフラネーロ
列車
約2時間
カンフラネーロ
列車
約30分
バスで行く
バスターミナル
バス
約30分
巡礼路を歩いて行く
サンティアゴ巡礼路
徒歩
約3時間
◇ バス会社:https://www.mavaragon.es/servicio-autobus/
◇ 鉄道:https://www.renfe.com/es/es
カンフランク駅の基本情報
カンフランク駅 Estación de Canfranc
観光案内所 https://www.canfranc.es/
カンフランク駅の地図 https://www.canfranc.es/descargas/plano-canfranc.pdf
ウエスカ県の観光地図
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